洗って再利用できる布マスク。衛生面は本当に安全なのか?正しい洗い方は?
みなさんこんにちは!普段は、ドメス・インポートブランドの紹介や購入品の紹介、服についての小ネタなどを提供しているブロガーのしげです!
今回は、現在(2020/4/10)世界全体で流行している新型コロナウイルスについて、ファッション的な問題にフォーカスしながら触れていこうと思います。
現在、ファッション業界では様々なブランド様や、雑貨ショップの方や、ファッションショップなどから布マスクのアイテムが数多く展開されています。
そうでなくとも、使い捨てマスクが超品薄状態の今、薬局などでも布マスクを入手する方や、手作りして使っている方は多いと思います。
発表してからは”アベノマスク”などと揶揄されていますが、政府が配布するとされているのも布マスクです。
布マスクの利点として、再利用できるというのはとてつもなく大きいと思います。
再利用して使えるというのはいいとして、マスクとしての性能を発揮できなくては意味がありません。
では、洗って(消毒して)乾かして本当にマスクとして再利用はできるのか?
ということを題材に話していると、洗い方からはどんどん脱線していってしまいそうですし、正しく研究している方々の口から語られるべきなので今回はただただ、服の知識として布マスクの正しい洗い方だけを書いていこうと思います。
布マスクの素材
布マスクの素材として使われるのは、多くの場合は綿素材(コットン)だと思います。
体にも地球にも優しい、3年以上合成化学物質を使用していない農地で、合成化学肥料を使わずに育てられた”オーガニックコットン”というものもあります。
使用素材はコットンということを仮定して、説明していきます。
布マスクの正しい洗い方。手洗い洗浄。
用意するもの
- 衣料用洗剤(オーガニックコットンの場合は洗濯石鹸がおすすめです)
- 塩素系漂白剤
- 清潔なタオル
- 清潔な洗面器
- ゴム手袋
- 洗濯ばさみ
用意するものはこれだけです。
ほとんどのものは、すでに自宅にあるものが多いのではないでしょうか?
①洗浄液を作る
まずは、清潔な洗面器に水を張ってその水量に適した量の衣料用洗剤を入れます。
ここでの注意点は、
コットン自体は他の素材に比べてデリケートな素材なので、「アタック」や、「アリエール」などの弱アルカリ性洗剤ではなく、こちらの「エマール」などの中性洗剤を使うことです。
また、熱湯などですと布が伸び縮みしてしまう場合があるので、30℃以下の水で洗濯するのがおすすめです。
②押し洗いをする
完成した洗浄液に、布マスクを10分ほど浸し、そのあと押したり浮かせたりして洗っていきます。
またまたですがコットンの繊維はデリケートなため、もみ洗いではなく必ず押し洗いをしてください。
③洗剤をすすいで、脱水する
洗面器の洗浄液を流して、きれいな水を張りなおして、布マスクについた洗剤をすすいでいきます。
十分に洗剤をすすげたあと、布マスクの水気を切っていきます。
④塩素系漂白剤につける
用意したゴム手袋をつけて、洗面器に再度水を張り、適量の塩素系漂白剤を入れます。
その中にマスクを浸して10分ほど放置します。
ここで使用する塩素系漂白剤は、「ハイター」などでよいです。
塩素系漂白剤は、洋服などの汚れや臭いを放つ雑菌を分解してくれる働きがあります。
通常の洗濯洗剤は汚れを浮かせて洗い落とすのに対して、漂白剤は根こそぎ分解して汚れの原因を壊します。
ここで注意しなくてはいけないポイントは、
今回の手順では使用していませんが、酸性タイプのものと一緒に使用しないことです。
又、換気することや、直接皮膚や目に触れないこと、必ず薄めて使うことが重要です。
⑤塩素系漂白剤をすすぎ、脱水する
10分ほど時間がたったら、漂白剤をすすぎ落します。
先ほどと同じように、洗面器にきれいな水を張って布マスクについた漂白剤をすすいでいきます。
しっかりと漂白剤を落とすためにこの作業を2~3回ほど行います。
その後、用意したタオルに挟み込んで、水気を取っていきます。
⑥干して乾かす
乾かすときは、乾燥機などにはかけず自然に乾かしてください。
洗い方は以上です。
一日使用したならばその都度、洗うことをお勧めします。
綿(コットン)は、伸び縮みしやすい
先ほども記載しましたが、コットン生地はとても柔らかいので伸び縮みしやすい生地です。
布マスクは使用するたびに洗うべきなので、少しめんどくさいかもしれないですが生地のことを考えて丁寧に洗ってあげてください!